「手続き率」のことなど 受験生を10万人集めたと豪語する大学の入試担当者に、以前から気になっていたことを聞くと「嫌なことを聞くな」と軽くいなされてしまいました。気になっていたこととは、「一般入試が機能している大学はどのくらいあるのだろうか」というものです。 なぜ気になっているのか、もう少し詳しく説明しておきましょう。 … 続きを読む 大学進学+α 11 7月 2020
幸せな生活の探求 「えっ! これ電気で動いているんじゃないの?」 納戸から出て来た蓄音機にかけたSPレコードの音を聞いた孫の第一声です。この話、若い人には通じないと思いますが、続けます。 私たちは今、電気を大量に消費する社会で暮らしています。この電気に頼った安寧な暮らしが、ひとたび洪水や地震などの大災害に見舞わ… 続きを読む 大学進学+α 27 6月 2020
小論文第8回 「超高齢社会」の問題点 高齢化は「少子高齢化」として、少子化とセットで論じられることの多いテーマです。「少子高齢化」とは、子どもの数が減る少子化と、高齢者が増える高齢化が同時に起きる現象をいいます。日本では1990年代から社会への影響が問題視されてきました。 戦後といわれる1950年代の日本人の平均寿命は男女とも50歳… 続きを読む 学習のアドバイス 27 6月 2020
3分の1 6月5日の厚生労働省の発表に、いまさらながらに驚いた。2019年の出生数が86.5万人だという。最多は1949年、団塊の世代の249万人です。次のピークが1973年、団塊の世代の子供たちで209万人。大雑把に言うと、2019年に生まれた子供は、団塊の世代の3分の1しかいないということです。 なん… 続きを読む 大学進学+α 14 6月 2020
小論文第7回 進む少子化 この6月5日、厚生労働省より人口動態統計が発表されました。それによると2019年の合計特殊出生率(一人の女性が生涯に平均何人の子どもを産むか推計した数値)が1.36で、前年を0.06ポイント下回ったそうです。 日本における少子化は1970年代から徐々に進んでいます。第二次ベビーブームといわれた1… 続きを読む 学習のアドバイス 11 6月 2020
学びの菌糸(キノコ) キノコはスゴイ! 私のことではありません。ここで登場するのは梅雨に出てくるキノコです。漢字で書くと茸、木の子が語源のようです。菌糸と書いたりすることからも分かる通り菌です。平たく言うとカビです。キノコは傘を作ったり作らなかったりややこしいのですが、研究発表ではありませんので、ここではキノコと菌とを… 続きを読む 大学進学+α 3 6月 2020
小論文第6回 「ら抜き言葉」に注意 「ら抜き言葉」とは、本来「食べられる」「見られる」「寝られる」のように表記すべき言葉を「食べれる」「見れる」「寝れる」と「ら」が抜け落ちた形で表記する言葉を言います。 文化庁が発表した「国語に関する世論調査」(2015年)によると、ら抜き言葉を使う人が多数派になったとあります。テレビを見ていても… 続きを読む 学習のアドバイス 26 5月 2020
趣味と進学の関係 鉄道好きは少々やっかいで、乗り鉄、撮り鉄、最近は飲み鉄などというのもあり、鉄道小説マニアや廃線マニアもいます。人それぞれ、多様で定まりません。私は模型とジオラマ作りで鉄道関連の本や雑誌も増えています。それらがたまりにたまって狭い部屋はごちゃごちゃ。何なのでしょう、この男の収集癖というのは。女性は男… 続きを読む 大学進学+α 26 5月 2020
いたぞ、苦学生 かつて集団就職列車というのがあったのをご存じだろうか。地方の中卒者が金の卵ともてはやされ、労働力として大都市に大量に送り込まれてきたのです。高度成長期とはいえ、あの騒ぎはいったい何だったのでしょうか。集団就職は過去のものとなりましたが、若者の流れは別の形となって、今も東京に向かっています。多くの若… 続きを読む 大学進学+α 17 5月 2020
小論文第5回 小論文に正解はあるのか? 前回のブログ、小論文第4回「救急車 もう限界です」を読んだ高校生から質問が寄せられました。 「『救急車を有料化することに対して、あなたはどう考えますか。』というこの問いに答えるのはけっこう難しいと思いました。初歩的な質問で恥ずかしいのですが、小論文に正解はあるのでしょうか。もし正解はなくて、存在す… 続きを読む 学習のアドバイス 17 5月 2020